フランス。アルザス地方。
・・・などと書くと遥かなる旅という感じがする。が、車で二時間くらいで行ける場所。
クルマ移動なので朝もゆっくりご飯。
茹で芋のカリカリ炒め、アカシアの芽の入り卵・バターで洋風に。ベーコン、グリーンピース。
それから荷物をつめ、タラコおにぎり(!!!)をつくり出発。
国境を越えたとたん・・・広びろ・とか ボウボウとか を思い出す。土地の使い方が違う。だんだん開けてきて平らになって土地がひろびろとみわたせ雲が連なるのが見渡せて旅という気がしてくる。
Colmarというアルザス地方でも有名な町につく。
町の中心部はすべて昔の建物のみ。お花が前日のドイツの町にもいやましてあふれるくらい咲いている。日本では暑苦しくみえるようなジェラニウムがきれいだあ。
どの街角もどの角度も看板も水路も絵になる。
ホテルも古い建物を使っていて味わい深い。特にゆりこちゃんの部屋にはオレンジ色の石造りのパティオに面する大きなバルコニーがついていて雰囲気も抜群。
ホテルをでると広場でレストランの客が路面に賑わい、キャナル沿いに花が一杯。
ついつい何度もシャッターを切る。
昔の色を踏襲しているとはとてもおもえないけれど派手でかわいい色の壁もたくさんみかける。苗場もあと5世紀くらいたつたら人々をこのようによろこばせるのかも。アンチークのかわいさ。
ゆりこちゃんは別行動で町をみにゆく。どんな冒険をしたのか?
我々はムスメラが外に出たがらないので部屋で遊ばせる。さすがに疲れているよう。その後、教会のウラにみつけたちいさな遊び場でシーソーなどをさせる。こどもは、こんな風なあそびもしたいのだよね。あるいてるばっかりじゃなくて。
夕食に、みんなで楽しみにしていたタルトフランベをいただく。チーズやクリーム系の上にベーコンやハム、玉ねぎなどがのっているのが基本のトマト無しアルザス版ピザ。うすーい台でいくらでもたべられそう・・とおもうけれどやっぱり乳製品はおなかにたまり、ランチョンマットくらいのを一枚平らげるとかなりおなか一杯。アルザスワインと・・・。こういうのはできたて焼きたてがおいしいからいそがしいー。こんどはうちでも挑戦してみよう。
翌日はスイス方面に向かって帰る道々にある、美しくもかわいらしいアルザスの村、2村ほどよる。それぞれにちがう趣があって、やっぱり違う村を訪れる価値があるとつくづくに思う。他にもこの辺りにはかわいい町がキラ星のように散在する。
二番目の村で珍しいサラミを買う。いのしし。鹿。カモ。ヤギ。マッシュルーム。クルミ、他の珍しい中身でつくられている。(脂肪はすべて豚をつかっている。)それぞれ全部味見ができる。ヤギは・・・う、ヤギ臭い。一度触ったことのある方ならわかるあのにおい。
結局いのししとカモと鹿を買う。あとはミニサラミをかってボリボリとおやつにいただく。やめられない。サラミ売りのおばちゃんはフランス語のほかになまっているドイツ語をしゃべってくれる。アルザス語かしらん。看板もドイツ語の知識のあるものにはよくわかる方言でかかれていることがおおいのもおもしろい。今、どの程度のニンゲンがアルザス語をしゃべるのかなあ。スイスドイツ語と良く似ている気がする。
町をでて駐車場に向かう途中に見える広大なワイン畑もみどりしたたりうつくしいのう。
スイスの国境の町バーゼルから87km。なんだか行きはヨイヨイだけど帰りは長い。
それでも 夕方早めな帰宅。
晩御飯は簡単にパスタにしよう。