客人かおりみのり日本経由ドイツ帰国途中スイス滞在数日目。
足首をいためており、スーパーを歩くのも辛そうである。
ま、ハラは元気なわけで 料理しては食う、だべ、料理してはたべ・・。
かおりみのりおすすめ、うまいカボチャ入りラビオリその他をつくるっ・・はずがなぜか お手打ちラーメンに。
前回のラーメンはスイスの小麦粉でつくると腰がたりんので、今度はセモリナ粉混ぜてみることにした。
今回の実験ではセモリナ粉は一割にとどめることとする。様子をみてセモリナ粉増量、モチモチ感がたりなければタピオカ粉など混入実験などもいずれはする予定である。
フープロで水合わせをして食べ物専用ビニール袋にいれた上、厚地のビニールを被せ生地を踏む。
参考書《麺道楽》にはカカトに重心をかけて真中からそとがわに足指をつかってじわじわ広げる・・のようなことが書いてある(と思う)のでそのようにいたす。特に足指をグーの形からパーの形に広げるときに生地を外側に押し出すように工夫してみる。生地の上で軽やかにジョギングもしてみた。
かおりみのりは床に座り込んで笑う。なぜ? アタ串は真剣。
足で踏んだらアシジル入ったアシジルはいったなどという。いくらアタ串でもアシジル入りいや。
ちゃんと2重に丈夫なビニールにくるんで作業。
床に座り込んで笑ってばかり、ろくに足ふみ作業をいたしたとも思えぬカオリミノリの生地はなんだかなめらかでイイ感じ。アタ串のもなんだかぼこぼことした仕上がり。あまり生地を痛めつけるとグルテンが硬く結びつきすぎて生地割れをおこすらい。そんな生地はまあ、寝かせれ回復するのだそう。以下の理由によりたっぷり寝かせる。
以上を勤勉にも午前中にすませておいた。
昼はファラッフェル。マジーちゃんでオホホホーッと砕いたタネは前の晩につくってあるので、揚げ作業とチャパティーを焼くだけだ。世界地図的なチャパティーではなく、美しい円形のチャパティーをつぎつぎとのばすかおりみのり。んごごーと頂いたので写真なし。
さて、生地は十分やすんだようだ。つぎは製麺しなければ。メモリ7まであるパスタマシーンでメモリ4で製麺化。いつみても細い麺がざーとできてでてくるのはうれしいのう。
できあがった麺にカオリミノリがぎゅううっと縮れをつける。なんだかうれしいらしい。
「ちゃんとちぢれている、ちぢれている。」カオリミノリ
「最低一晩ねかせるんだかんね」オミカン
「どうしても今晩 たべたい。たべたい、たべよおよお。」カオリミノリ
(やっぱり・・・きっとそういうと思った。このシト食いしん坊。などととおもうオミカン。自分ができたて麺をーやっぱり寝かさずに食ってしまったことなどは忘れている。)
晩
ファラフェル食い過ぎてハラがふくれて何もたべられない悔いがちな女二人。ラーメンはあとから食べることにしてカオリミノリがオットとムスメ用にチャーハンを作成してくれた。冷凍してあったギョウザも焼く。すっかり人任せモードになっておりオミカン、ギョウザを焦がす。
深夜
ラーメンの試食。夕食後まだおなかがすいているというオットにあとでラーメンつくるからねなどと約束したが、既に彼は待ちきれずに寝てしまった。すまん。
丸鳥を茹でたスープがあったのでそれをもとにインスタントにスープを作る。
味卵とネギと海苔のみ。
かおりみのりは、《おおっ、まさにこれはらー麺っ》。
しかし、麺にラーメン風、風味が弱い気もする。腰は以前より粘りがでてよくなったような。
そんなアタ串の感想を外にカオリミノリは自ら縮らせた麺の縮れ具合に感銘を受けている様子である。ちぢれてるう。いいかんじだあ。ゆでても・・ブツブツ・・。
明日のラーメンの熟成度(明日だってほんとはまだ熟成たりない、ほんとは)を、見てみたい。(つづきをいっちゃうと・・・本当に置いた方がやはり、ずっとうまくなるのであった)