タダでもらえるといっても、お肉屋さんで買い物しなけりゃなりませぬ。お肉屋さんでシチュー用のお肉を買えば、「シチューに? じゃホネ入れておきますね。」と入れてくれるし、大手スーパーのミグロではパック済みのお肉1パックに付ホネ2-3片つきのただパックを一つもらえる。
ホネにはスープ用とソース用とあるのだけどどう違いがあるのかなあ。
ソース用が子牛でスープ用が成牛と勝手に思っているのだけど。
脂肪が少なくて肉がありげなホネパックを選ぶ。
もっとも、ことこと煮込んだら一晩外において固まった脂肪をとりのぞいてしまうからあまり気にしなくてもいいのだけど。
その、タダコーナーの隣にはもうちっと肉がついたホネというかホネのついた肉というかのニクホネ境界のあやしい部位がならんでいて、これがまたうまみたっぷり。
このタダボネと肉付骨でカレーなんぞ作ったらもううまくてうまくて。
途中で肉だけほぐしてとりわけて、あとで鍋にいれたらもう、他に肉なんていらないんざんす。肉をほぐしながら醤油をちびっとつけてアヂヂなんていうのも甘くてうまい、もうちっともうちっとと隠れ食いをしているとムスメタチがやってきてクレクレ。あー、なくなってしまった。しょうがない新たにグ用の肉を足すか。
しかし、① 問題はタダ骨をもらうのに精肉を買わねばならないというところ。昨日はチキンテリヤキがたべたくなったので、鳥モモ肉を購入。小さめの2パックだったけど、オバサンは堂々とタダホネ2パックを念入りに選んで(っ、今日のホネはイマイチぞろいだワ)でカートにいれる。
(チキンは丸ごとでもスープ用から雛鳥まであるし、フトモモはいつも骨付き、手羽も先っちょ付なのでダシホネには事欠かない。
豚骨がなかなか手に入らないのが残念だのう。肉付はあるけれどトンコツでダシをとるという発想は西洋人にはないようだ。
トンコツは中華のお店においてあるらしいので、今度いつはいるのかきいてみることにしよう。10リットルの寸胴鍋がまってるぜっ。)
しかし、② こういう部位をよろこんでくってしまっていていいのだろうか。実はオックステールなんて大好物だ。狂牛病とかにならないのだろうか。
・・・と思って突然ホネから離れる時期がやってくるのだけど、ほんのしばらく。
だって、所詮ケガレた日本では献血できない身。(ある一定の時期にイギリスに半年以上滞在した人は日本では献血できないのだ。) 韓国料理でクッパやコムタンなぞたべたら牛骨だし。フランス料理のソースには子牛のフォン。ブイヨン素も使てるし。
なんて理由にはならないけれど、みんなでわたる赤信号的に食ってしまっているわけです。ハイ、本日も。